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麩の風味の良し悪しは生地で決まります。当店では「基本に忠実に」を信条に、伝承の製法に“拘り”続けております。生麩/焼麩を問わず、よく吟味/精選された素材のみを使用すること。品目ごとに異なる配合の割合から地引(撹拌)の手順と時間、季節毎の天候や日々の気温等の変化に応じた熟成時間に到るまで、当店伝承の製法の習得には長年の経験と熟練とを要します。この技によって仕込んだ生地を基にして麩太の麩は造り上げられます。この「生地」は文字通り生き物ですので、当日の調子や状況によって時々刻々変化致します。これを最適な頃合いに加工するのも職人の勘働きが肝心で、練り上げや成型、とりわけ加熱の工程には細心の注意を要します。したがいまして大量生産には対応致しかねますので、何卒ご理解の程をお願いする次第でございます。
麩太当主 敬白
- 麩太の京生麩
- 当店の生麩は適度に調製された小麦蛋白(グルテン)に、特約誂えの江州(滋賀県)産の糯粉のみを「つなぎ」として使用し、充分に練り合わせて熟成させた生地に、品目ごとに厳選された素材を練り込み、木曽檜製の木型にて成型の上、適温でじっくりと蒸し上げる棹物、先の練り生地で様々な餡を包み、時間を掛けて加熱して仕上げる饅頭麩や、百合根や木耳などの具材を包んで加熱して仕上げたかやく麩の類、あるいは色とりどりの生地を十幾段にも重ね、昔ながらの木型に嵌めて拵える四季折々の暈し麩等々、多岐にわたる品揃えをご用意致しております。
- 麩太の京焼麩
- 当店の焼麩は生麩と同様、適切に処理された小麦蛋白に、「つなぎ」として上質の小麦粉を加えて練り合わせ、棹や金型にて手早く成型の上、明治以来の低温電気窯にて手間暇掛けて焼き上げた、昔ながらの肌理細やかな舌触りと、麩そのものの風味を存分にご堪能いただける品揃えでございます。
商 号 | 株式会社 麩 太 |
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代表者 | 取締役社長 青木太兵衛 |
所在地 | 京都市右京区梅津坂本町21-5番地 |
創 業 |
江戸時代後期、文化年間(1804~1817)頃祇園町北側知恩院前にて創業 文化十年酉年の「麸蒟蒻仲間」と記された株仲間の鑑札が残されている。 |
会社設立 | 平成19年9月3日 |
資本金 | 800万円 |
従業員 | 10名 |
事業内容 | 京生麩・京焼麩製造販売 |